Jul
03
2005

東京都写真美術館の古典技法「ブロムオイル」ワークショップに参加しました

今日は東京都写真美術館で、古典技法「ブロムオイル」のワークショップに参加してきました。もともと古典技法全般に興味があるのですが、絵画のように美しいオリジナルプリントを見て、これは試さねば!と思い応募しました。

ブロムオイルは、19世紀末から20世紀初頭にかけて多く使われた古典プリント技法です。前に「きっとオイルを使うんだろう」と勝手なことを書いてたんですけど、オイルは使いません!インクでした…(油性ではあるけれど。)

簡単に説明すると…

プリント後、印画紙上のゼラチン層にある銀をブロムオイル用の漂白液で銀画像を漂白し、漂白液中に含まれる重クロム酸カリウムでゼラチン部分を硬くさせていく。銀の濃度(=画像の明暗:濃度が濃い部分は黒い)によってゼラチンの硬さが決まり、ゼラチンの硬さによって水分の吸収量が変化し、印画紙の表面に版画のような凹凸ができあがる。

その凹凸にブラシを使って油性インクを叩き込んでいきます。水分を多く吸収しているゼラチン部分(=ハイライト部)はインクを弾き、ゼラチンが硬い部分(シャドー部)はインクを吸着し色がついていく、という仕組みです。

インクを叩き込むところは、非常に根気が要ります。なかなか上手くのらないんですよ…。この手法は日本で特に盛んだったようで、このような根気の要る作業が日本人の気質にあってたんじゃないか?なんて言われているようです。

ブロムオイルの手順は私のサイトで紹介しています。

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