Mar
01
2007

写真家としての永井荷風(雑誌TITLeより)

今月号の雑誌TITLEは新・写真道楽!と題して写真の見方・撮り方・遊び方を特集しています。

面白かったのは、永井荷風の撮った写真。

永井荷風といえば歴史に残る作家ですが、写真の腕もなかなかのもの。風俗史としても楽しめますね。

興味があるかたは雑誌を読んでみて下さい。

写真っていうのは、「名作撮ってやろう」とか、「いい絵ができるかな」なんて思ってしまうのが一番だめな態度。荷風には、そういうところがまったくない。だから写真がよくなる。

・・・いい意味での素直さを持って、小さな感動を撮っているわけだ。
そういう写真こそいいんですよ。それなのに、「ここの光と影の微妙な加減が・・・」なんて言っているようじゃ、大事なものが見えなくなっちゃうだけだよ。

– 荒木氏の言葉 TITLe4月号より

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