Jul
14
2010

【写真展】古屋誠一 メモワール展に行ってきた

ずっと待ってた、大好きな写真家古屋誠一氏のメモワール展

オリジナルを見るのは今回が初めてなので、とてもとても楽しみにしていた。

最初に目に入ったのが「光明」と題した息子さんを中心とした展示で、生まれたばかりの息子を抱くクリスティーネの写真を見て涙がポロリ。

同じ子を持つ母として、今までとは違った感情が湧き上がってきた。

彼女は何を思い、何にに苦しみ、何を求めていたのか。

精神の病に冒されていた彼女が自殺するまでの写真から感じ取るしかない。

少しでも作品に近づきたい、理解したいという思いから、クリスティーネの手記が載せられた「Memoires 1983」を手に入れ、写真と照らし合わせながら彼女の手記を読んだ。

写真美術館のカタログも、一味違った編集でとても良かったので購入。

美術館のカタログではないですが、古屋氏の作品集

古屋氏の写真は写真集で何度も見たことがあったけれど、編集の仕方でここまで変わるのかーって位、今回の展示は新鮮な印象だった。

編集や見せ方の大切さを改めて痛感しました。

「ASIAN JAPANESE」の著者でもある小林 紀晴が古屋 誠一を追ったノンフィクションも出版されています。

古屋氏の前に展示されていた森村泰昌展・なにものかへのレクイエムも見に行ったので、ここに書きたかったのだけど、毎日がてんやわんやで書けずにここまで来てしまいました…。もちろん、こちらもかなり見ごたえがあり、圧倒的な量と質で鑑賞後はかなり疲れました。

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