Oct
17
2006

国立近代美術館「ばらばらになった身体展」を見た

先日職場で、写真家・森村泰昌氏の超巨大なある作品を目にすることができた。

値段も大きさにもびっくり。

日本の家屋は狭いので、美術館レベルの作品は置くのは難しいのだけど、買える人はやっぱりいるんだなぁ。

写真を売ることはあっても、買ったことがない私。
実はどうしようか悩んでいる作品がある。
カメラ一台買えてしまう値段。どうしようか。

* * *

国立近代美術館で「ばらばらになった身体展 Body in Pieces」行ってきた。

お目当ての作品は、スティーグリッツによるジョージア・オキーフの肖像(没後寄贈された)だったのだけど、同時に開かれていたモダン・パラダイス展でも写真が幾つか展示されていたので、こちらも見ることにした。

やっぱり、オキーフ!艶かしくて、つややかで、大人の女性の質感が見事に写しだされている。

妻や家族を写した上田義彦氏のat Homeというシリーズがあるのですが、同じようなトーン・匂いを感じる。写真展もやってましたね。

モダン・パラダイス展で展示されていた写真家は、スティーグリッツ、山中信夫、杉本博司、石元泰博、松江泰治、金村修、石内都、ハリー・キャラハン、古屋誠一、牛腸茂雄、ダイアン・アーバス、サルガド、東松照明など有名どころがズラリ。

個人的に古屋氏の作品が好きなのだけど、ああいう風に妻のポートレートを一点ポンって置かれてもなぁ…。妻がどういう状態だったのか背景を知らないとあまり意味がないと思う。あれでは。(氏の写真集)

石元氏の作品はシカゴが有名だけれど、今回は割と最近の「雪のあしあと」が展示されていました。

企画全体としては、なんとなくバラついてる印象を受けましたが、写真ばかり見てる自分には、久しぶりに絵も楽しむことができてよかったかな。

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